簡素な生活。

サカタカツミのブログ。連載のサブノートが中心。すべての働く人たちに。役に立つ話も立たない話もあり。

就活が好きな就活生たち。



連載が更新された。これから先、しばらくの間「就活生はかわいそうだ」という感じの話が世間では出回るだろうから、そうでもない側面もあるという部分を書いておきたくて、一気に踏み込んでみた。実際は「内定が出ているのに、ずっと就活をしている就活生」の問題も大きいのだが、それはまた後日書くことにする(連載が続いていれば・苦笑)。就活大好きな就活生がいても、実は別にいいと思っている。なぜなら、それで助かっている人たちが、たくさんいるからだ。ただ、それを産み出す背景には注視したい。

そう書いてしまうと、就活=学生生活だと勘違いしている就活生を産み出しているのが現在の就活のシステムであり、そのシステムにメスを入れない限り、こういう不幸な学生を作り出してしまうのだ、という類いの話をしだす人がいるが、それは大きな間違い。正直なところ、就活大好きな就活生はそれほどたくさんはいない。正しくいうと、一定数はいるが、逆にさっさと就活を卒業してしまう学生のほうが圧倒的に多いのだ。そして、彼らのほとんどが、学生生活=就活、にはなっていない。

一定の時期、集中して就活に取り組むのでそういう感じに見えるが、実際には短期間にサッさと活動して終わり。その前も、その後も充実した(この解釈は分かれるところだが)学生生活を送っている。逆に、就活前に無為な学生生活を送っていた人ほど、就活を始めることで「なにかやっている気分に」なってしまい、そこから抜けられなくなるケースは少なくないのだ。事実、就活前になにもやっていなかったという学生は、就活が終わってしまったら、またなにもすることがなくなってしまう。それでは困るというわけ。

まあ、なにもすることがないなら、就活生の支援をするのもアリだと思う。が、ずっと就活をし続け、その結果、学生生活=就活になったとしても、それは『タマゴが先かニワトリが先か』という話に過ぎない。そこを『かわいそう』と書いてしまうのは簡単だが、意図が透けて見え過ぎでいる。さて、来週の連載では、このコラムの続きを書く。そこでは「なぜこういう就活生が産み出されるのか」そして「それで得する人は誰」ということについて、もう少し書き足してみたい(評判が良ければ、という前提だけど・汗)。