簡素な生活。

サカタカツミのブログ。連載のサブノートが中心。すべての働く人たちに。役に立つ話も立たない話もあり。

真面目な就活生はダメか。



社会人向けの連載が更新された。フツーの真面目な人は会社から捨てられやすいですよという、ある意味でとても辛口の内容だ。ただ、広く読まれることを想定した連載なので、これでもマイルドに仕上げてある。実際はもっと厳しいし、とても辛い。ビジネス社会で味方になってくれる人は、ほとんどないんじゃないかなと、思ってしまうくらいだ。たまたま順風満帆に過ごせている人はいい。そして、そういう人の多くは「本人の自覚の問題ですよ」と嘯くが、気にしなくてもいい。単に運がいいだけの人が少なくないから。

就活生の相談を受けていると「私は真面目だけが取り柄なんだけど、全然内定を取ることができない。周囲のお世辞にも真面目だとはいえない友達がみんな内定を取っているのにもかかわらずです。企業は真面目さを評価しないんですか?」と、詰問されることが少なくない。いや、企業は真面目な人を求めていますよ。ただ、真面目という言葉にはいろいろな意味があることを忘れてはならない。就活生のいう真面目さの多くは『休まず学校に行き、勉強もして、言われたことは全部こなす』という類いの話だ。

先の連載に書いた『捨てられやすい人』と同じなのだ。言われたことすらやらない人は話にならないが、言われたことだけをやって満足している人もまた、企業の多くは欲しがらない。そういう人に仕事を任せると大変だからだ。一定レベルの作業はできるが、それを超えて頭を使いながら、自分なりに工夫して仕事をしなければならない局面では、たちまち使えなくなる。手取り足取り教える必要が出てくるし、それができるようになったら、また次のことを教える必要が出てくる。効率悪いこと、この上ない。

結論からいうと、企業は真面目な学生を欲しがっている。ただし、それは辞書的な意味としての真面目さだ。マックブックプロの辞書によると『本気であること。真剣であること。また、そのさま。/誠意のこもっていること。誠実であること。また、そのさま。』とある。そういう人は間違いなく求められているし、どんな企業でも引っ張りだこだ。単に言われたことだけに取り組んでいることを真面目さであるととらえているならば、それは大間違いということになる。多くの就活生には、ぜひ真面目になってもらいたい。