簡素な生活。

サカタカツミのブログ。連載のサブノートが中心。すべての働く人たちに。役に立つ話も立たない話もあり。

新卒採用は変化している。



普段、新卒採用に対してあれこれ好き勝手に文句をいっているのだが、このブログを読んでいる中には「お前がなんだかんだ言っても、新卒採用の歪みなんて直るわけないじゃないか」と思われている人もいると思う。間違いない(苦笑)。実際、こんなにアクセス数の少ないブログで何を話しても、まあ、別に影響力はないだろう。何かの揚げ足を取って炎上を狙ってアクセスを稼いで耳目を集めるようなことでもしない限り。正義感を気取るのは簡単だが、誰のための正義感なのかを考えると、それはそれで面白い。

ツイートしたのは、ある会社の変化だ。アイティメディアという会社は、個人的に親しくさせていただいているし、メディアで連載も持っている。なので、新卒採用についての歪みについて、担当者と話す機会も多いし、変化を道筋を付けるための雑談も頻繁にしている。採用担当者たちが集まって、新卒採用を変えるための「ロジックとデータ」を共有する勉強会も、一緒に運営してもらっている。その中で「新卒じゃなくてもいい」という風に明確に意思表示したのだ。実は後に続きたいと意思表示している会社はいくつかある。

この変化は「どうして企業は新卒採用をしなければならないのか」という部分を根本的に考えるきっかけになると思う。毎年新卒を採用する意味を考え抜いている企業は多くないはずだ。事前のアセスメントにも手間がかかり、内定を出した後にもフォローなどで費用が発生、即戦力にもならず、研修も必要だし、頑張って育てても、ミスマッチなる言葉で退職したり、戦力になるかなとおもった矢先に別の可能性を追求したいというセリフで転職したりする。それでも新卒採用を続ける意味があるのかと。

安価(新卒採用は社内では最低賃金だ)でかつ「働きたい」と意思表示している人たちの集団(それが就活生の正体であり、価値だ)に対して「うちで働きませんか?」と呼びかけるのは、人を採用するにあたっては、とても効率がいい。ただ、その効率はどの会社にも当てはまるメリットだったのかといえば、そうでもない可能性が大きい。採用とは、本来「必要な人を採る」ことが目的であり、新卒採用とはその手段の一つに過ぎない。新卒採用が目的になってしまっている現状を変えるのは、まずは小さな変化からなのだ。

このあたりの変化は、連載などを通して、今後も随時報告したい。震えて待て(笑)。