簡素な生活。

サカタカツミのブログ。連載のサブノートが中心。すべての働く人たちに。役に立つ話も立たない話もあり。

情報収集という罠のこと。



選挙が近いので【選挙に向けての覚え書き】というツイートをツイッターでやっている。そこでツイートしていることは、さまざまな研究機関や政府関係機関が出しているデータやレポートの中で、働く人が考えなければならないだろうことを考えるために必要になるかもしれない材料を提供しているだけだ(わかりにくい文章だな・笑)。ここに書かれていることを私自身正しいとは思っていないし、鵜呑みにするつもりもない。ただ、こういう言説やデータ、レポートがある、というだけである。

「働く人の生活時間の現状と長時間労働への対応」というレポートは、参議院が出している冊子から公開されているものだが、就活生はぜひ目を通しておくべきだろう。国として「どんな労働状態が問題と思っているのか」が、これを通読するとよくわかる。そして、社会人がこれを読むと「は、こんな程度で長時間労働って言っているのか。吃驚だねー」となるだろう。実感値としては、もっと働いているイメージがあるだろうし、もっと会社に拘束されている感じがするのだろう。綺麗事だと思えるのかもしれない。

ただし、このブログで書きたいことはそこではない。就活生は情報収集をする際にはできるだけ「かいつまんでいない」情報を得て「頭で考える」習慣をつけてほしいのだ。そのためには、少なくとも新聞やネットニュースで「サクッと書いている」もしくは「友達の誰々が言っていた」程度の情報と称されるものを集めて、自分でいろいろと語ることを良しとしないようにして欲しい。決して、一次情報にあたれともいわないし、論文を読めともいわない。ただ、要約されたものには「罠が潜んでいる」ことに注意して欲しい。

かいつままれた情報を鵜呑みにして「だから世の中ダメなんだ」という大人は少なくないので、自戒の念を込めていうが、要約にはそれを実施した人の意図が多分含まれる。中には印象を操作しようと企むものも少なくない。口当たりの良い情報みたいなものを集めて悦に入っていると、その企みに気づくことなく、勘違いしたままいろんなことを判断してしまうようになる。社会への入り口で「自分で考えて、判断する材料を集める」ことを余儀なくされる就活で、情報への「正しい態度」を養って欲しいと考えたりする。