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簡素な生活。

サカタカツミのブログ。連載のサブノートが中心。すべての働く人たちに。役に立つ話も立たない話もあり。

就活生の味方は誰だろう。



連載更新。就活生にとって母親は厄介な存在である。父親は残念なことに接点がそれほどないので、実生活にも影響しない。しかし、母親とは密接であるという就活生は少なくないので、結果として、その関係が大きな影響を持ってしまう。進路などを決める時に、父親が敵に回っても最終的には母親が応援してくれるケースは大丈夫なようだが、逆になると大変なようだ。そして、親が就活生の敵に回る場合は共通して「二つの無知」が理由になる。一つは「就活について」もうひとつは「自分の子どもについて」がそれだ。


前者は仕方ないところかもしれない。自分たちの時代と比較して、牧歌的だった就活は高度化し、さまざまな情報がないと対応できなくなった。採用関係の仕事でもしていないとキャッチアップは無理だろう。「ここの会社にした」とか「こういう会社を受けようと思う」という企業選びや、ある種の社会的な常識の部分は「社会の先輩」として、アドバイスができると思う。が、それ以外はなかなか難しい。「肝心なところがアドバイスできればいいじゃないか」と、世の親は言うかもしれないが、世の中それほど単純ではない。

後者はもっと始末に負えない。自分の子どものことをほとんど知らないで、やれどこそこの企業がいいだの、もっと良い企業に入れだの、将来の安定を考えたらそれでいいのかと文句を言いまくる。決め台詞は「あなたのことを思って、アドバイスをしているのよ」であるが、残念なことに「あなたのことをよく知らない人が、あなたのことを思って」的外れなアドバイスをしているのだ。大手メディアなどは、この二つの「無知」につけ込んで商売をはじめているが、まあ、よろしくやってくれという感じだ。

親が就活生にしてあげられることは一つしかない。後方支援だ。彼らの多くは「彼らなりに」頑張っている。それを支えてあげることだ。愚痴を聞いたり、朝起こしたり、身だしなみを整えさせたり、別の進路を選べるよう資金繰りをしたり、親にしかできないことは山ほどある。それらを「親自身が自分の頭で考えて」支援することが大切なのだ。誰かに聞いた受け売りのようなことを話して、子どもに「家に帰ってきても、就活に追い立てられるのかよ」と言わせないようにすることが大切なのだ。まあ、なかなか難しいけど。