簡素な生活。

サカタカツミのブログ。連載のサブノートが中心。すべての働く人たちに。役に立つ話も立たない話もあり。

就活生がぶつかるリアル。



このツイートの記事は信じられないくらいシェアされていて、たくさんの人に読まれているようだ。まあ、ネットスラングによるところの「釣り」だったらいいのだが、そうじゃないとしたら、この超一流と呼ばれる企業に勤めている人たちは、ご愁傷様というしかないのかもしれない。時代錯誤という言葉がこれほど似合う文章を見たのは久しぶりだし、その衝撃が大きかったからだろう、みんなもシェアしたのだと思う(ネット上での反応を見たわけではないので、あくまで想像・苦笑)。

ここにはイマドキの草食系は温室育ち、団塊の世代で競争ばかりだった私たちから見たらハングリー精神も上昇志向もないと。ちょっと待て。この人は「競争された先にある報償のようなもの」がなくなってしまっている現実を無視して、語っているのだろうか。初任給がずいぶん据え置かれていることを知っているのだろうか。世の中のお父さんの小遣いが少なくなっていることを理解しているのだろうか。(かつてのようなスタイルで)頑張っても報われない仕組みを作り出した張本人たちは誰なのか、知らぬフリをしたいのか。

性差で適性を判断するところも、その根拠のなさはおいておくとして、狩猟時代などという「自分でも知らなかったはず」のことを、さも見てきたようなこととして、それを真実だと押し付けて、今の価値観がズレていると指摘する。傑作である。この企業の女子社員は、要はそういう風に見られているということだ。しかも、男性はコンプライアンスを緩く考えるが、女性はダメなものはダメというので向いていない仕事があるっていうくだりにいたっては「うちの男性社員は、法律スレスレの仕事もします」と言っているのだ。

自社の食堂が不味かったと、自社で働いている人たちをけなしているところを見ても、この人の下で働くということが、いかに辛いことであるかがわかる。ただ、これがリアルなのだ。リクルーティングサイトを見てみると、このトップは「学生時代に成し遂げたことがなくても良い」むしろ「これから何がやりたいかという熱意が肝心」とメッセージをしている。女性社員もバリバリと活躍している印象を受ける。が、トップの頭の中は「こんな程度」なのだ。それを自覚して就活をする必要がある。過度な期待は禁物なのだ。