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簡素な生活。

サカタカツミのブログ。連載のサブノートが中心。すべての働く人たちに。役に立つ話も立たない話もあり。

予期せぬ退職理由に注意。



仕事柄、というよりも、こういう仕事をしているせいで、転職相談やキャリア相談を頻繁にされる。今の仕事を続けていていいのか、新しい職場を探したいのだけれど自分がなにを基準に探せばいいのかよくわからない、とにかく辞めたくて仕方ないのだけれど、どうすればいいのかわからないなど、その内容は様々だ。今回は「ソーシャルメディアを通して、上司が尊敬できなくなった」という理由で退職したくなったという女性について書いてみた。コラムでは二人だが、実際はもう少しいた。いや、吃驚である。

彼女たちが口を揃えるのは「嫌な部分が見えたから」尊敬できなくなったわけではなくて「尊敬していた部分が違っていた」ことに気がついたので「逆に嫌悪感が増した」という感じだった。ソーシャルメディアで見えていた部分が、実は「外面の良さ」であり、実態とのギャップに耐えられなくなった、というのが真相のようだ。なので、コラムで取り上げた二人のうち、前者のように「日頃は良い顔をしているけど、ネット上では邪悪」という人よりも、後者の方が罪深いというか、より面倒であることがわかる。

自戒の念を込めて書くが、ネット上ではそれこそ自由にさまざまなことを勝手に書くことが出来る。もっともらしいことを書いて、周囲から尊敬を集めることもそれほど難しいことではない。が、その振る舞いによって会社に損失を与える可能性があることを、配慮した方がいいという時代になった。外面がいいという上司が嫌い、というだけで退職したがる従業員が出現しているのだから。まあ、そもそも外面だけがいいというのは、それはそれで問題なんだけれども。

自分の考えをネットワーク上でしか語れない、もしくは「あるべき論」ばかり語ってしまう癖のある上司は、注意したほうがいい。なぜなら、そのあるべき論の先に「あるべき姿にない自分」が存在するかもしれないからだ。そして、自分のことは見えていない人は少なくない。周囲から滑稽に見え、尊敬されず、人が離れていってしまうという、残念な結果が待っているのだから。大事なことを面と向かって言う。そして、広く知らしめる必要があるのか考えること。なんでも「学んだ」とネットワークに垂れ流す必要はないのだ。