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簡素な生活。

サカタカツミのブログ。連載のサブノートが中心。すべての働く人たちに。役に立つ話も立たない話もあり。

就活生の親ができること。



この時期からしばらくは就活生の敵は親になることが多い。理由は連載コラムに書いた通り。親が子供の心配をして何が悪いという声が聞こえてきそうだが、いろんなケースを見ていると、親は「都合が悪くなると心配」するケースがしばしばある。内定が取れないで悩んでいる自分の子供がいたとする。内定が取れない原因は様々あるだろうが、基本的には、子供自身による「問題の先送り」がベースにある。いまできることをやらなかった、結果の「現在」なのだ。

勉強をしないでサボってばかりだった、という子供に「勉強をするように促す」ことはもっとできただろうに、それを親は怠った。人とコミュニケーションを取るべきだとか、自分から興味を持っていろいろなことに取り組む必要があると、導くチャンスは親にはあったのだ。口酸っぱく言った!とお叱りを受けそうだが、結果としてやっていないなら、言っただけで勉強させられていないという結果は同じ。その場で対応しなかった問題の積み重ねが、現状だということを多くの人は忘れがちである。

もちろん、一個の人間である、強制的になにかをさせることはできない、自発的に行動するべきだという意見は理解できる。だとしたら、最後まで自主性に委ねるべきだろう。就活生の敵になりがちな親の多くは「介在するタイミングが遅すぎる」のだ。しかも、見当はずれの介在をするので、結果として就活生を混乱させてしまう。親としての責任だというならば、そういう現状になってしまったことに責任を感じるべきで、その責任を取るために「親としてできること」をまずは考えることが大事なのだろう。

売り上げの結果だけを見て「どうして売り上げが上がらない?」と詰問する出来の悪い上司と同じことを、就活生の敵になってしまう親はやっている、と考えるとわかりやすいかもしれない。途中で何度もてこ入れするタイミングがあったにもかかわらず、それをしないで、結果だけ見て、叱責したり心配したりする。手取り足取りなにかをしろと言っているわけではない。介在するタイミングを見逃してはならない、ということだ。手遅れだと感じているなら、せめて「自分だけは味方だ」と宣言してあげて欲しい。

それだけで救われる就活生も多いのだから。