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簡素な生活。

サカタカツミのブログ。連載のサブノートが中心。すべての働く人たちに。役に立つ話も立たない話もあり。

広報会議にコメントした。

広報会議 2013年 09月号 [雑誌]

広報会議 2013年 09月号 [雑誌]



ソーシャルリクルーティングについてコメントして欲しいと依頼を受けたので、宣伝会議にお邪魔してちょっとした時間、世間話のようなものをしてきた(そのコメントは上記に掲載されている)。ソーシャルリクルーティングといわれだしてしばらく経つが上手くいっているのか、そして、今後どのような展開になるのか、という二点について。まあ、最初の質問は言わずもがな。ソーシャルリクルーティングなんて始まってない(苦笑)。リクルーティングツールのリプレースはあった。ツールが違うのだから、使い方は変わるし効果も違う。費用も違うから対効果だって変化する。それだけのこと。

ソーシャルメディアやソーシャルネットワークサービス、それに付帯するツールがたくさんできたからといって、人を採用するというプロセスに大した変化はない。あらゆるコストが「安くできるかもしれない」もしくは、すべての情報がフラット化しているように見えるので「採用弱者でも戦えるかもしれない」と、文字通り「かもしれない」と思わせるだけで、だからといってそれはソーシャルリクルーティングということではなく、たんなる  information technology の話にすぎない。みんなわかっているはずだ。

広報会議という媒体が、リクルーティングというテーマを軸に企画を立てたということに大きな意味があると思う。ソーシャルリクルーティングというよりも、採用担当者たちは今一度「自社をどのように広報するのか」という視点に立ち、採用戦略を考える時期に来ているからだ。単純にリクナビやマイナビに掲載し、偶然の出会いを期待して合同説明会に出展すればオッケーという時代ではないのだ。自社を理解してもらう取り組みが十分にできない企業は、間違いなく採用に苦戦する。それは今も昔も同じ。

自社をどのように広報するのか、ということの裏には「自社がどのような事業体であるべきか」という話と深く関わってくる。中身はないのに広報が上手いというハリボテのような会社は、ソーシャルネットワークの時代だからこそ通用しなくなる。従業員にとって働きやすい環境を提供しなければ、社長がネタコンテンツに登場しようと、結局は「で?だからどうしたの?」という話で終わってしまう。ソーシャルリクルーティングの時代が来るとしたら、それは「本物の企業」以外は残れない、厳しい時代になるだろう。