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簡素な生活。

サカタカツミのブログ。連載のサブノートが中心。すべての働く人たちに。役に立つ話も立たない話もあり。

人が辞めない会社づくり。



連載が更新されたのでサブノート的なエントリー。人が採れないと悩んでいる企業の多くは人が採れないことを悩んでいるって当たり前のことを書いているようだが、これは実はとても重要。人が採れないという悩みは「人が足りない」という悩みなのだから、足りない状態を作ればいい。ほとんどの企業は人が辞めることに関して有効な手だてが打てていないし、人が入りたくなるような企業作りもできていない。その結果、人が採れないのは当然なのだが、手をつけやすいところだけを改善しようとするので、話は難しくなる。

そう話してしまうと「ウチは仕事の面白さや社風の良さで、退職者がほとんど出ない、そして、業績が伸びているので人が足りない。知名度もないし、待遇も抜群というほどではないので、採用は苦戦している。そういう状態ならどうしたらいいのだ!」というお叱りを受けることがよくある。が、これにしても仕事が面白ければ同業他社の評判になるだろうし、働きたいという人は押し寄せるとまでは大げさだが、必ずやってくる。社風がよく働く人に優しいなら、友達を紹介してという採用も効果を発揮するはずだ。

CodeIQというサービスをプロデュースしていて感じるのは、知名度や待遇だけでは人は採れないし、逆に知名度や待遇だけでは人を採ることにマイナスにはならないということだ。企業の採用担当者たちが単純ではないのと同じくらい、応募者もまた単純ではない。やりたい仕事があり、自分の力が求められていると理解し、そして、なによりその会社に通うこと(=そこで働くこと)が楽しいとわかりやすく示すことができれば、人は採れるし、期待値を下回らなければ簡単に辞めることはない、はずなのだ。

採用に苦戦している企業の多くは、退職に関して頓着のないところが多い。けれども、人を採ってもどんどん辞めるような組織だと、それこそ笊に水を入れているようなものだ。水が漏れないような容器を作らない限り、無駄遣いをし続けるだけだし、なにより、漏れなければ、水はたまり続けるのだから、人が足りないという問題も解決できる可能性が出てくる。採用が苦手な企業は、環境を憂う前にまずは自社を客観的に見た方がいい。そして、ダメなところがあれば愚直に改善すべきだろう。まあ、難しいことではあるのだが。