簡素な生活。

サカタカツミのブログ。連載のサブノートが中心。すべての働く人たちに。役に立つ話も立たない話もあり。

プランナーは必読の五冊。

企画を立てるという仕事はかつて多くの人が携わるそれではなかった。しかし、いまは違う。日々、いろいろな人が企画を立て、実行している。一億総プランナー時代だといっても過言ではない。そこで、プランニングを生業にしている人から、そうでない人まで、企画を立てる際に役に立つだろう、いわゆる『必読の五冊』を紹介しておこう。ヘボプランナーであり、迷プロデューサーでもある私が、絶対お勧めのラインナップなのだ。

DIGITAL DISRUPTION

DIGITAL DISRUPTION

  • 作者: ジェイムズ・マキヴェイ,プレシ南日子
  • 出版社/メーカー: 実業之日本社
  • 発売日: 2013/08/30
  • メディア: 単行本(ソフトカバー)
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すでに各所で話題になったので、読んでいる人も多いだろう。イノベーションを起こすことが極めて簡単になっているということが、延々と書いてある。これを読んで焦らないビジネスパーソンがいたら、冷たい井戸水でも汲んで頭から浴びてほしいが、現場の決済者たちはなかなか理解できないだろう。始めたばかりであろうと、規模が小さかろうと、圧倒的に世の中を変えられる。チャンスは誰の手にもあるということだ。

シグナル&ノイズ  天才データアナリストの「予測学」

シグナル&ノイズ 天才データアナリストの「予測学」

 

これも話題の一冊。大冊なのでまずは序章だけでも本屋で目を通してみるといい。きっと買いたくなる。ビジネスはどんどんデータオリエンテッドな時代になっている。しかし、データを集めれば集めるほど、そこにはノイズが混入し、大きなデータになるほど、そのデータ自体が迷路を造ってしまう。年末にくだらないテレビプログラムを見るくらいなら、こたつに入ってこの本をめくる方が、よほどワクワクするはずだ。

人が集まる「つなぎ場」のつくり方 -都市型茶室「6次元」の発想とは

人が集まる「つなぎ場」のつくり方 -都市型茶室「6次元」の発想とは

  • 作者: ナカムラクニオ
  • 出版社/メーカー: 阪急コミュニケーションズ
  • 発売日: 2013/10/24
  • メディア: 単行本(ソフトカバー)
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データオリエンティッドな時代だと、エモーショナルな部分は忘れられがちだ。一方で、コンテンツマーケティングなる『ともすると釣りのような』それがもてはやされる時代でもある。プランナーは『目的に対する手段を設計する』のが究極の仕事だが、その手段の多くは『人をどう集めるのか』に帰結してしまう。だとしたときに、人が集う理由を考えるのは当然であり、イマドキの集い方の一つは知っておくべきなのだ。

ビジュアル・ストーリーテリング -インフォグラフィックが切り拓くビジネスコミュニケーションの未来

ビジュアル・ストーリーテリング -インフォグラフィックが切り拓くビジネスコミュニケーションの未来

 

プランナーやプロデューサーは、アイデアを考えるだけが仕事ではない。それを誰にでもわかるように伝えるのもまた、重要な仕事である。いや、もしかしたら、そちらのほうが圧倒的に比重が高いかもしれない。いくらいいアイデアだとしても、賛同してくれる人がいなくては、それはすでにアイデアではないのだ。この本は、アイデアをストーリー、つまり人に理解しやすくするためのヒントが詰まっている。

哲学探究

哲学探究

 

企画をするということは、結果的に『誰かの困ったを良かったにする』ことと同じなのだが、そのために目的に対する手段を設定するという作業が必要になる。それはもう、頭の体操を毎日毎日続けているようなものなのだ。考えるための『動作のようなもの』を自分で持つためには、やはり日々の訓練が大切。この本には『考えるためのヒント』が満載であり、考えるための刺激に溢れている。基礎体力ををつける一冊なのだ。