簡素な生活。

サカタカツミのブログ。連載のサブノートが中心。すべての働く人たちに。役に立つ話も立たない話もあり。

ミスマッチの先にある穴。



連載が更新されたので、サブノート的なエントリーを。今回の内容は、昨日開催したイベントでも似たような話を(もっと突っ込んだカタチで)した。結局、出会いの場をどのようにして作るのか、そして、どうやって口説くのか、ということをもう一度シンプルに見直してみないと採用担当者はしんどいですよ、という話なのだ。当たり前だが、複雑になってしまった世の中なので、いままでの経験はあまり通用しないし、小規模で良いので、トライアンドエラーを繰り返しながらやるしかない。

それと同時に、こんな現状であるということを、採用担当者は周囲に伝える必要がある。高望みをする上司や現場に対して、それは無理であること。人材要件定義の中でもなにが重要で、なには妥協できるのか、ハッキリと示してほしいと依頼することも大切だ。それは誰でもすべてが完璧な人材を求める。口では「そんなの無理だってわかっているよ」とはいうが、実際の要求はまったく逆であるケースは多い。真に受けずに流しながら採用をしているという人もいるだろうが、それはそれで不誠実だ。

現場を離れている、言い方は悪いがロートルともいえる管理職にも要注意。エンジニアなんて何千人も採用して、使えるのはごく少数だし、たくさん辞めてもらわなければ困るという話をする役員クラスの人と会うことも少なくないが、いつの時代の話をしているのかとビックリするのと同時に、うーん、これでは部下は大変だろうなぁと同情を禁じ得ないこともある。そう、ミスマッチの先にある穴とは、周囲の理解不足によって起きる様々な不幸のことなのだ。それを防ぐ手は『説明を尽くす』より他ない。

幸いなことに、採用する仕組みはいまや百花繚乱。その多くは成果型報酬で、かかるコストも大きくはない。だとしたら、気軽というと変だが、小規模でサクッと試してみることだ。結果が出なければ、別の手法にトライするくらいにカジュアルさが、いまの時代の採用スタイルなのだと思う。ただ、そういうトライがなかなか難しい環境であることも承知している。だからこそ、説明するのだ。社内でのアナウンス能力がない採用担当者は、これからの時代『しんどい』と、改めて自覚するべきだろう。