簡素な生活。

サカタカツミのブログ。連載のサブノートが中心。すべての働く人たちに。役に立つ話も立たない話もあり。

意図を伝えるということ。

新しいサービスを立ち上げるために準備をしている。プロ野球選手でいうところのキャンプと同じ作業。ひたすら考え抜き、意図を伝えるための準備。使う言葉や論旨を磨き抜くという訓練を、それこそ何度も何度も繰り返す。誰かに自分の意図を伝えるということは、素敵な言葉遣いをすることでも、正しい言葉遣いをすることでも、流行の言葉遣いをすることでもない。ただ、正確に相手を射抜くための言葉を用意できるのかということに尽きてしまう。そのためには、知らなければならないことが多い。

VWビートル―発想トレーニング副読本 (1980年)

VWビートル―発想トレーニング副読本 (1980年)

 

仕上げにこの本をもう一度読み返す。最初に手にしてから、もう繰り返し読みすぎている本だが、またしても読む。広告業界にいて、この本と、ここで紹介されているビートルのキャンペーンについて知らない人はいないだろう。広告をする製品の中に、もっとも伝えるべきポイントを見つけて、もしくはない場合はそれをつくり出して、それを相手を射抜く(=つまり、買いたくなる)ようなクリエイティブで伝える。その仕組みのすべてがこのキャンペーンに詰まっている、といっても過言ではない。

クルマの広告 (ロング新書)

クルマの広告 (ロング新書)

 

しかし、今回キャンプインする際に、いままで読んでいた本を探したのだが、書棚で行方不明になっていて、見つからなかった。で、いま手に入りやすい本を、改めて入手した。いま、意図を伝えるための力を磨き込むために、極限まで自分を追い込んでいる。この作業は、辛いけれどもとても楽しい。ただ、残念なことに、こういうトレーニングをしたところで、多くの輝く才能の持ち主ほど、素敵な文章が書けるわけではないのが、極めて残念である。まあ、私自身もそこには興味がないのだけれど。