簡素な生活。

サカタカツミのブログ。連載のサブノートが中心。すべての働く人たちに。役に立つ話も立たない話もあり。

会社は説明しているのか。



連載が更新されたので、サブノート的なエントリーを。今回は特殊なケースだが、似たような話は枚挙にいとまがない。こういう類いのリストラは、たいていの場合、巻き込まれた人の士気を下げるばかりではなく、周辺の、もっといえば、全社的なモチベーションを著しく損なってしまう。考え方としてはまっとう。しかし、働いている人の気持ちを考えると、憤慨するのもわかる気がする。

とはいえ、だから放置するということをしてしまうと、船は沈んで乗組員全員が海の藻くずになってしまう危険もある。もちろん難しいところではあるが、一つできることがある。それは『丁寧に説明すること』である。こういう話はいつも突然である。そして、話をする暇もなく執り行われてしまう。当事者たちが戸惑うのも無理はない。企業なんて所詮はオーナーのものなので、従業員は文字通り、従うしかないのだが。

『どうしてこういうことをするのか』という説明が足りていない企業は意外に少なくないし、結果報告がされるケースもほとんどない。社員という言葉を上手く使って、メンバーシップ採用をしているわりには、いざとなったら、先にも書いたが、従業員として扱ってしまう。こういうダブルスタンダードが良くない結果をもたらすことに関して、多くの人は無頓着だ。もっと気を配って然るべきだと思う、個人的には。

若者と労働 「入社」の仕組みから解きほぐす (中公新書ラクレ)

若者と労働 「入社」の仕組みから解きほぐす (中公新書ラクレ)

 

個人ももっとキャリアに関して気を配る時代になってきたと思う。が、同時に、そのプラットフォームである企業も、個人のキャリアにもっと気を配るべきだろう。特に「自社を好きになって働いて欲しい」と呼びかけているのであれば。紹介している書籍は、ねじれている採用や雇用周りの話を、割と丁寧に整理してある。一読してみると、実はなにが問題だったのか、ということが『わかる人にはわかる』はずだ。