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簡素な生活。

サカタカツミのブログ。連載のサブノートが中心。すべての働く人たちに。役に立つ話も立たない話もあり。

女性が社会進出するとは。



連載が更新されたので、サブノート的なエントリーを。今回、実はまったく違う原稿を書き始めていた。『女性の働きやすさを阻害している原因を考えてみる。』という仮タイトルで、以下のように始めようと思っていた。

先日、所得税の課税単位を、いままでの個人から世帯へと、見直す動きがあるというニュースが報じられていました。この話題、さまざまな観点で波紋を呼びそうで、今後も注意深く見守っていきたいテーマだと思いつつ、制度が変わることによって起きることの中に『女性の社会進出が促進される』というものがあり、今日はその辺りの話を少しだけしたいと思います。

という感じで、百三万円の壁と、それを取っ払うことによって女性の社会進出が促進されるのか、さらに、それを受け止める企業はどうすべきなのか、ということを、書いてみようと準備していたわけです。が、原稿を書くためのメモを見返していると、どうもスッキリとした原稿が書けない。それは、百三万円以前に考えることがあるだろ!と自分で走り書きしてあったフレーズ(笑)。そう、女性の社会進出を阻むものは、もっとコレ以前にもある。というより、社会進出ってなんだ?って話でもあると。

以前、企業が女性が働きやすい制度を整えれば整えるほど、その制度にただ乗りする人たちが増えて、結果的に制度が利用しにくくなるという話を、複数の人事周りの担当者から聞いたことがあった。こういう話を聞くにつれ、一つの制度や価値観で働くということを定義するのは難しい時代になったと、痛感する。ただ、誤解を恐れずにいうと、ここの企業がそれを気にかける必要はあまりない、とも思っている。それぞれの企業の価値観で、経営をすればいいのだ。働くひとは、その価値観を共有するべきだろう。

その価値観が古くなれば、多くの人が顧みないビジネスとなり、働くひとがいなくなり、そして、その企業は潰れてしまう。企業は存続のために、価値観を時代に適合するように改めていく必要に迫られるかもしれない。けれども、そういう必要もない企業(例えば、伝統産業などはその典型かもしれない)だってあるはずだ。それを「こうでなくてはならない」と、決まり事が作られるほうがよほど怖い。多様な価値観を持たなければならない、といっている時点ですでに矛盾が生じている、という自覚も持ったほうがいい(という矛盾・笑)。いろいろと難しい話。