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簡素な生活。

サカタカツミのブログ。連載のサブノートが中心。すべての働く人たちに。役に立つ話も立たない話もあり。

組織は新陳代謝できない。



新しい連載が始まったので、サブノート的なエントリーを。以前、新卒一括採用のメリットを企業の採用担当者たちにインタビューする、という仕事をしていたときに、年輩の担当者の一言がとても印象的だった。彼にメリットを尋ねると「それはもう、フレッシュさに尽きますよ。新人が職場に入ると、空気が違いますよね。新鮮さが服を着て歩いているような存在は、職場を活性化します。もうそれだけで、企業としてはありがたいことなのです」と。なるほどと唸ったのを思い出す。

どんなに優れた組織でも、ある程度の年数が経つとどうしても濁ってしまう。弾力を失ったり、活性が衰えたりするので、組織として「機能はしているけれども、新しいものを産み出せなく」なってしまうのだ。組織を運営する経営者たちも、そのことには十分気がついていて、新陳代謝を図ろうとするのだが、なかなか上手くいかない。理由はいくつもある。新しい連載の中で今後そのあたりは明らかにしていく予定だが、複合的な理由であることが多く、一筋縄ではいかないのだ。

不摂生と運動不足と暴飲暴食という感じで、いろいろな要因からメタボリックシンドロームになってしまって、成人病(=生活習慣病という表現は好きではない)になってしまう人たちと、企業は似ている。年を重ね、自由が利く状態になった結果が、病気をたくさん抱えた身体になってしまう。企業も成長し、資金的にも体力的にも、そして、社会的地位もできた瞬間から、結果として病気を抱えた組織になってしまう。リーンな状態であったスタートアップ時には想像もできない病を、だ。

ま、私の連載なので、相変わらずヨレヨレで展開していくはずだ。そして、お叱りも多く受けることだろう。前回の連載も誹謗中傷はかなりあったが、今回はそれに輪をかける量になると、覚悟はしている。だからといって、書くことを止めたりはしないのだけれども。皆さんの期待に添える原稿を送り出し続けられるかどうかはわからないが、新卒、および中途採用を徐々に多様化させてきたように、組織活性化の現場で「私が実践していること」を、少しずつお伝えできればと思っている。