簡素な生活。

サカタカツミのブログ。連載のサブノートが中心。すべての働く人たちに。役に立つ話も立たない話もあり。

最も優れた求人広告とは。

以下の本は未読だが、紹介されていた記事が素晴らしすぎた。

ぼくがジョブズに教えたこと――「才能」が集まる会社をつくる51条

ぼくがジョブズに教えたこと――「才能」が集まる会社をつくる51条

  • 作者: ノーラン・ブッシュネル,ジーン・ストーン,井口耕二
  • 出版社/メーカー: 飛鳥新社
  • 発売日: 2014/05/01
  • メディア: 単行本
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この本を知ったのは、cakesの『ぼくがジョブズに教えたこと』という連載だった。書籍内の抜粋で構成された連載は、cakesに有料登録していれば、誰でも読むことができる。私が素晴らしいと思い、採用担当者はその部分だけでも読むために、この一冊を購入すべきだと感じさせたのは【 第2回】最良の求人広告は「職場」である。という記事だが、もしかしたら、この記事を読むためだけに、企業の採用担当者はcakesに、有料登録してもいいかもしれない。それほどシンプルで、真理が書かれている。

採用担当者と話をしていると「ウチはあまり知られていないので、いい人が採用できないのです」という愚痴をこぼされることがある。例えば、事業内容に一般性がなく、多くの人に知られていないとか、立ち上がったばかりなのでとか、そんな類いのことだ。働いてみるといい職場なのに、という採用担当者の言葉を、私はまったく信用していない。もし、本当にそうだとしたら、いまの時代にスルーされる存在になることのほうが難しいからだ。良い職場、やりがいある仕事なら、誰もが自慢する。

企業がウェブサイトを作り、自社の事業は素晴らしいと書き連ねても、成果は芳しくないことが多い。そのサイトにそっと添えられたソーシャルブックマークを確認してみれば、理由は一目瞭然だ。Facebookでいいね!と大量に押されていても、Twitterではまったくつぶやかれていないとしたら、採用担当者が繋がっている、他所の企業の採用担当者がいいね!を押しているだけかもしれないと、疑ったほうがいい。採用担当者を採用したいならそれでいい。しかし、必要な人はその人ではないはずだ。

この書籍を知った連載には、以下の引用がされている。

優れた会社というのは、それ自体が年中無休の広告となる。

まったくその通りだと思う。良い採用ができない企業は、自社の事業や環境を疑ってみるべきだ。誰も働いていない会社なら別だが、当たり前だが、多くの企業は誰かが働いている。彼らの満足度を向上させ、ここで働くことは素晴らしいと、感じさせる状態になっているか。そう、優れた会社になっているか、もしくは、優れた会社になろうとしているのか、それを確認するべきだろう。それだけが、採用の王道なのだ。