簡素な生活。

サカタカツミのブログ。連載のサブノートが中心。すべての働く人たちに。役に立つ話も立たない話もあり。

オレ様ルールは廃れるか。



連載が更新されたので、サブノート的なエントリーを。オレ様ルールを振りかざす人はなにも上司に限ったことではない。ソーシャルメディアやネットワーク上では、オレ様ルールを振りかざす人だらけだ。まあ、ごく個人的な空間であり(ソーシャルという言葉とは矛盾するけど)時は流れてしまうので、時間を持て余している暇な人が、熱心に大きな声を張り上げることが、ある種の正義になってしまうのは致し方ない。ただ、組織を運営している人たちにとっては不味い事態だ。

ただ、残念なことに、組織を運営している長と呼ばれる人たちの多くは、オレ様ルールが大好きな人たちだ。彼ら自身がボトルネックになってしまう存在なのだが、当然のことながら、彼ら自身は気づかない。ソーシャルセレブといわれる人たちが、世間の多様性を説き、そのための寛容さが必要な時代だと叫んでいるわりには、自分の都合の悪い意見や気に入らない人たちはバッサリ切っていて、しかも、その自覚がないという構造と似ている。無自覚な罪って、ホント大きいなと痛感する。

ただ、いつまでもオレ様ルールが通用する時代でもないだろう、とも思っている。声が大きい、しつこい、面倒なくらいに自分の考えを主張して相手が根負けをする、というような前時代的なやりとりが、いつまでも許されるとは、とても思えない。複数の選択肢の中から最善の手を打つ、という考え方が、今まで以上に徹底されるとしたら、オレ様ルールもその選択肢のひとつに過ぎず、他の選択肢よりも成果が出るなら採用されるが、そうでなければ切り捨てられるという時代が、もう来ている。

そうなると「成果主義ですか?」とか「杓子定規に物事を捉えるとダメ」という、ある種なエモーショナルな部分が顔を出してきて、オレ様ルールも懐かしい、あれはあれで良いところもあった、人間らしくて良かったという風潮も、いわゆる揺り戻しのようにやってくるだろう。時代はいろいろな考えを行き来して、進化をし続けている。ビジネスハウツー書に古典(といってもそれほど古くないけど)が多いのも、どの著者も結局同じことを書くのも、要は流行り廃りという言葉に真意が隠れている気がする。