簡素な生活。

サカタカツミのブログ。連載のサブノートが中心。すべての働く人たちに。役に立つ話も立たない話もあり。

焦るなといわれても無理。



連載が更新されたのでサブノート的なエントリーを。焦るなといわれても無理な相談である時代。ニュースをみれば世の中が凄いことになっていて、若手や新人といわれる人たちだって、同世代がドンドン活躍しているわけだし、それほど活躍していない同級生だってリア充すぎる近況を報告しまくっているわけだし。自分はなにもできていないのではないか、自分は負けているんじゃないか、自分は足りないんじゃないか、自分にはバリューがないんじゃないか、と思っても仕方ない。ま、実際ない場合も多いけど。

だとした時に、少し先を走っている人たちができることは限られている。それは焦るなということではなくて、焦りを利用して前に進ませてあげること。多少の空回りには目をつぶってでも、頑張りたい、現状を変えたい、という気持ちを、ドライバーにする環境整備をしなくてはならない。こう書いてしまうと「そんなことは自分でするべきだ。自分たちが若い時もそうやってきた」と言い出す人がいそうだが、その時代といまとでは状況が違いすぎる。なんでもできる時代だからこそ、すくんでしまう人もいる。

ただ、それ自体がとても大変なことであるとは認識している。与えられた仕事は、いまいる人員が、最大のパフォーマンスを発揮しなければできないほどの量になっているはずだし、管理職自体、自分自身もたくさんの仕事を抱える中で、部下を育てるのは容易ではない。コラムに指摘したように『若手には歳の近い伴走者をつけてあげて』という提案だって、そもそもそういう人員がいないという企業も少なくない。そういう場合は歳の離れた伴走者でもいい、とは思うのだが、効果は弱くなってしまう。難しい問題だ。

それを踏まえてもなお、若手の焦りに対しては真摯に向き合う姿勢を見せたほうがいいと私は考えている。同時に自分の経験則を押し付けるのではなく、いまの時代の若手ができること、そして、するべきことを改めて考えたほうがいい。焦っても仕方ないよという言葉が耳に届かないのには、それなりの理由があるのだから。といいつつ、焦っているというだけで、ホントは焦ってなんかいない人も意外にいるので、その見極めも慎重にしなければならないのだが。いずれにせよ、このあたりの話は悩みが尽きそうにない。