簡素な生活。

サカタカツミのブログ。連載のサブノートが中心。すべての働く人たちに。役に立つ話も立たない話もあり。

ひとを思うことの難しさ。



人を思いやりなさいというのは簡単だ。けれども、実際にその効用を説明するには骨が折れる時代になった。空気が読める人とは、ある意味では究極の人を思いやることができるという意味だったはずだけれども、それは顔色を伺う、調整だけをする、自分の意見を持っていないというレッテルにもなってしまって、いつの間にかネガティブなワードに成り下がった。自分勝手に行動することで満足する人たちを褒め称える環境も次第に整いつつある。他人に構っていて損をするくらいなら、という風潮は止められない。

としても、やはりひとを思い気持ちをないがしろにするべきだ、という世の中にはしてはいけない気がする。わたしが子どもたちを相手に講演をするときに「働くとは、シンプルに考えると、誰かに困ったを良かったにする、これに尽きてしまいます」「逆に誰かの困ったで自分が良かったになっているのは、犯罪者です」と話している。そう、ビジネスとは突き詰めると、誰かの困ったを良かったにすること、なのだ。ひとの困ったを見つけられないようは次世代に、ある意味では未来はない。という話でもある。